マーケティングにおけるインスタ運用のメリット・デメリット
こんにちは。デザイナーの青澄です!
Shinari Designでは、SNS運用も担当しています。
ここ数年、Instagramを見ていると企業アカウントや広告をよく目にするようになりました。
- 会社の「インスタ運用」を任されたけど、何から始めれば良いか分からない!
- いろんなSNSがあるけど、Instagramでいいの?
- そもそもSNS運用、SNSマーケティングってなに?
…と、いろいろお悩みの方は多いかと思います。
そこで今回は、現在10個(うち8個はInstagram)のSNSアカウントを運用している私が、「SNSマーケティングの重要性」「SNSの種類と特徴」をご紹介した上で、マーケティングにおける「インスタ運用のメリット・デメリット」について、お伝えします。
少しでもSNS運用担当の皆さまのお力になれると嬉しいです!
SNSマーケティングの重要性
近年、企業のマーケティングにおいてSNS運用が重要視されていますが、そもそもなぜSNSを利用するのでしょうか?
主な理由は2つあります。
- 顧客とのコミュニケーションが取りやすい
- SNS特有の拡散力に期待できる
「顧客とのコミュニケーションが取りやすい」ことで、企業と顧客との間で信頼関係を構築しやすく、顧客ロイヤリティ(顧客の企業に対する忠誠心)の向上が期待できます。
顧客ロイヤリティが向上することで、さらなる顧客を紹介してもらえて長期的なファンの獲得にもつながります。
また、SNSを介して見える顧客の反応や「生の声」を知る機会になり、事業に反映させることができます。
「SNS特有の拡散力に期待できる」
SNSの強みと言えば、なんと言っても「拡散力」!
一度の投稿がたった数時間で何万人もの人の目に触れることもあります。
しかし、「バズる」という現象によって瞬く間にブランドが周知される魅力的なツールである一方、常に「炎上リスク」と隣り合わせのセンシティブなツールであることも頭に入れておいていただきたいです。
SNSの種類と特徴
SNSの5大プラットフォームと言えば、LINE、X(旧Twitter)、TikTok、Facebook、そしてInstagramです。
LINE
日本人口の70%以上(約9,000万人)が利用しており、国内における生活インフラのひとつと言っても過言ではありません。
ユーザーの年齢層も10代〜50代と幅が広く、男女比もほぼ半々で、さまざまなユーザーにアプローチできます。
X(旧Twitter)
全世界でのアクティブアカウント数は約2億1700万人で、日本国内でも4,500万人以上のアクティブアカウント数があり、国内ではLINEに続いてメジャーなプラットフォームです。
ユーザーの年齢層は10代〜20代が最も多いですが、30代以上にも多く利用されています。
Twitterから使われはじめたハッシュタグ(#)は情報共有や拡散で大きな力を発揮し、ビジネス目的で利用される「企業アカウント」も多く存在します。
TikTok
全世界でのユーザー数は約10億人、日本国内では約950万人が利用しています。
15秒または60秒の短い動画投稿を中心としたプラットフォームです。
他のSNSプラットフォームに比べ、10代〜20代の若い世代からの支持が高いことが特徴です。
Facebook
全世界でのユーザー数は29億1,000万人で、日本国内でも2,600万人が利用しており、世界で見ると5大SNSプラットフォームの中でも圧倒的なユーザー数を誇ります。
実名登録が原則なので、実際に交流のある人同士のコミュニケーションツールとして利用されています。
ユーザーの年齢層は30代〜40代が多く、他のSNSプラットフォームに比べ高齢層が中心となっています。
Instagram
全世界でのユーザー数は10億人以上、日本国内でも3,300万人以上が利用しています。
ユーザーの年齢層は10代〜20代が多く、画像投稿を中心としたビジュアルに特化したSNSプラットフォームです。
ビジネスとしてはショッピング機能が注目されており、日本は世界で最もショッピング機能の利用が活発な国の一つです。
Instagram活用のメリット・デメリット
SNSマーケティングでInstagramを利用する主なメリットは以下の3つです。
- 他のSNSと比べて視覚的なアピールがしやすい
- ショップ機能によって購買行動に繋げやすい
- 豊富な機能によってフォロワーとの距離が縮めやすい
Instagramは画像や動画の投稿がメインとなるため、視覚的なアプローチがしやすいのがメリットの一つです。
統一感のある投稿を継続することで、ブランドの世界観を作り込むことができます。
また、ショップ機能を利用すれば、ショップサイトを見ている感覚で商品の詳細や値段を確認できます。購買意欲の高いユーザーにアプローチすることが可能です。
日本におけるユーザーの80%がビジネスアカウントをフォローしており、ビジネスでの活用が向いているSNSと言えます。
その他、ストーリーズ内でのアンケート機能やリール投稿、ライブ配信など、豊富な機能を活用してフォロワーと密にコミュニケーションが取れ、距離を縮めやすいのも特徴です。
続いて、主なデメリットは以下の3つです。
- 他のSNS(特にX)と比べて拡散力が弱い
- 即効性は期待できない
- 高齢層をターゲットとした集客が難しい
InstagramはX(旧Twitter)のリポスト(リツイート)機能のように、フォロワー以外に簡単に拡散できる機能がないことが最大のデメリットです。
他のユーザーにメンションしてもらうことでフォロワー以外にアプローチすることはできますが、Xのリポストと比べるとハードルが高いです。
そして、ビジュアル重視のInstagramでは投稿画像の作り込みに時間がかかります。
他のSNSにも言えることですが運用すればすぐに効果が得られるわけではないため、目的が「売上を伸ばしたい」という場合は、ただ投稿するだけでは即効性は期待できません。
さらにInstagramのユーザーは10~20代の若年層中心であることから、シニア層への集客効果はあまり見込めません。
「主な3つのデメリット」には挙げませんでしたが、Instagramを本格的に運用するためにはアルゴリズムなど専門的な知識が必要になることもデメリットの一つかと思います。
SNSマーケティングをはじめる上で重要になってくるのが「どのSNSを利用するか」ということ。
企業の特性や商材によって、合うSNS・合わないSNSがあるので、見極めが肝心です。
まずは各SNSの特徴やユーザー層を踏まえて、本当にInstagramで良いのかを検討してみましょう。
ちなみに弊社がSNSの中でもInstagramの運用代行を多く承っている理由は、デザイン会社である故に「視覚的なアピールが得意」だからです。
さいごに
今回はマーケティングにおける「インスタ運用のメリット・デメリット」についてお伝えしました。
ここまで読んで、やはりうちの会社にはInstagramが適している!となった方へ。
次回は「企業向けインスタ運用のコツ」について私なりにまとめますので、気になった方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。
Shinari Designでは、ターゲットに合わせた内容の選定・デザイン制作から、投稿&数字分析までをワンストップでお手伝いします。
インスタ運用にお困りの方はぜひご相談をお待ちしております!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは!